
市民活動って何だろう?
地域の市民が集う活動、それが「市民活動」です。
伊達市は、次の4条件を満たす団体・サークルなどの活動を「市民活動」とし、そのうち、伊達市内で活動し、広く参加者を募集している団体を支援します。
- 市民の自発的・主体的な活動で継続性がある組織的活動であること
- 特定の宗教団体や政治団体を支援するための活動ではないこと
- 公序良俗に反する活動ではないこと
- 営利を主たる目的とした活動ではないこと

特定非営利活動促進法における「公益」の観点から、自治体によっては、公益性の高い活動に限って「市民活動」とする場合がありますが、市民どうしの交流や良好な関係性そのものが公益に資する社会関係資本(ソーシャルキャピタル)であると捉え、伊達市では、上記の条件を満たす「趣味の活動」なども「市民活動」としています。

「ツーフォーオール」(2forALL)
私たちは、複数の居場所があることが日々の暮らしの満足につながると考えます。地域の人みんなが、職場や学校、家庭の他に、2つ以上の市民活動に携わることが当たり前、という未来を目指します。
地域の市民の重層的なゆるやかなつながりが、暮らしの満足や地域の課題解決につながります。市民活動を通じた市民の交流は地域を豊かにする財産(ソーシャルキャピタル)です。
ロラバスって何だろう?
市民活動の「いま」をつなぐ、伊達市のガイドブック
北海道伊達市の市民活動ガイドブック「LOLLUBAS(ロラバス)」は、地域で展開される多様な市民活動の情報をまとめた、誰でも手に取れる冊子です。紙版は隔年で内容を更新し、市内100カ所以上の公共施設、商業施設、医療機関などに配布・設置。ウェブ版では、最新の活動情報を随時発信し、いつでもアクセスできます。
ロラバスは、伊達市民および近隣地域の住民に役立つ市民活動団体の情報を集約し、その発信を支援することで、市民活動の活性化と地域住民同士のつながりの深化を目的としています。
“LOLLUBAS(ロラバス)”という名称は、“Local clubs and activities”をもとに、市民活動を一覧できる「シラバス」のようなガイドをイメージして名付けた合成語です。各地で使われてきた「市民活動ガイドブック」という表現に代わり、活動の広がりや親しみやすさを伝える一般名称として提案しています。

本ガイドブックは、伊達市民および周辺地域の住民に向けて、市民活動団体の情報を集約・発信し、活動を知るきっかけや地域のつながりづくりに役立ててもらうことを目的としています。
ロラバスは2005年、伊達市役所が企画し、移住者を含む住民どうしの交流を促すために発行が始まりました。2018年からは伊達市の市民活動支援員が、2021年以降は伊達観光物産公社コミュニティ推進室が制作・編集を担っています。2023年にはウェブ版が公開され、情報をより身近に届けやすくなりました。
市役所が企画したものが発行が続けられるなかで、徐々に市民にとって身近なものになってきています。
市民活動の横の連携ネットワーク
ロラバスコミッティー
ロラバスコミッティー(北海道伊達市市民活動連絡協議会)は、市民活動の横の連携を図り、そのネットワークを市民活動の振興推進主体とすることで、市民活動を新たな地域社会の基盤のひとつとして確立するための活動です。
